民族学者で,社会人類学者の梅棹忠夫さん。
2年前に亡くなられましたが、
知れば知るほど,圧倒的知性。
民俗学や人類学は
学問として論じるのではなく、行うもの。
この言葉だけで、
他の学者とは決定的に違うことがわかります。
実際、世界中をフィールドワークして歩き
そのスケッチは,素晴らしいものがあります。
その体験を通して、
人類の未来が危ないことを予見。
科学にのみ頼って進歩を突き進む人類に
50年代に警鐘を鳴らしていました。
そういうことは、よくご存知の方も多いと思いますので
今回の展覧会で学んだことを!
梅棹さんの思考法です。
「こざね」という方法。
小さな紙切れに、
思いついたことをパッパと書いていき
あとで、それを組み合わせて論理立てるというもの。
連想法やマインドマップのようなものですが
50年代でそれを,自ら考えて実践していたのです。
で、会場には、
梅棹さんの書いたカードがたくさんあり
それを4枚選び、それから導き出される言葉を
自分で書いてみるというトライアル。
書いたものは,スキャンされて
近くの画面に映されます。
やってみました。
ちょっと,ドキドキします。
なにせ、梅棹さんとのブレストですから。
いちばん印象に残った言葉は、
「なんにもしらないのは、よいことだ」
なかなか言える言葉ではありません。
知りすぎることで、固定観念が強くなり
思考が停滞する。
知らないからこそ、
自由な好奇心を持って
知りに行ける。
そうなりたいものです。
20日までなので
ぜひ、行ってみてください。

