平成22年、2010年は、
自分にとってどういう年だったのか?
振り返ってみました。
自分第1位は、「諏訪の御柱祭」。
神と日本人について深く考えさせられました。

やはり、金融社会が限界を迎え
私たちはどこへ行くのかを考えるとき
日本人にとって、森と神がキーワード。
そこへ戻ることが、幸せへの近道。そう思えてきました。
第2位は、「チリ鉱山事故から奇跡の全員救出」。
人間の持っている可能性をあらためて確認しました。
便利すぎる、快適すぎる社会は
人間の持っている能力を低下させる。
そういう現代社会のベクトルの逆を行く行為。
そして、人は他者がいてはじめて生きていけることが
はっきりと証明されました。うれしい。
第3位は、「狂言教室発表会」。
記憶力は年を取っても大丈夫。
要は、反復をすれば覚えられる。
できないと言い訳をするのは、反復をおろそかにしているから。
30分の長丁場を、結構余裕を持ってできたのが不思議です。
仕事と違うことをやっていると、
仕事がいつも新鮮に見えてきます。
「このような、うれしいことはござらぬ」

第4位は、「男木島(瀬戸内)」。
瀬戸内国際芸術祭で、始めて訪れた小さな島。
200人ほどが暮らす、斜面の島。
港からの光景は、斜面に立ち並ぶ家々。
その斜面沿いの家や路地で、朗らかに暮らす様は
昔見たような、懐かしい未来かもしれません。
人が人と心で接近している。
不便よりも人便。
何だか、ほっとしました。

第5位は、「人との出会い」
ことしも、たくさんの人と知り合いになりました。
うれしいことです。
その人たちから、多くのことを学びました。
小学生からおばあちゃんまで。
それが、私の血となり肉となり。
いっぱい、受け売りをさせていただきました。
感謝です!
やっぱり人生の目的の一つは、人と会うことですね。
第6位は、「中沢新一さん」。
ここ数年そうですが、
メチャクチャ影響受けてます。
中沢さんの知力は半端ではありません。
マンガも映画も音楽も。
そしてもちろん。宗教、人類学、芸術、考古学、哲学。
いやいや数学、物理までも。
それらを総合した洞察の深さは測りしれません。
こういう人がいるだけでも、日本は大丈夫。
もっと、中沢さんを世の中に!
それが、日本を変えます、きっと。
第7位は、「雑木林散歩」。
かみさんとふたりで、
鎮守の森や、公園の林や、雑木林を散歩するのが
近頃のお気に入り。
ドングリや木の実を拾ったり
木々の生命力に感心したり。
もっと早く好きになっていたかったなあ、と。
でもこれから、ずっとできますからね。

第8位は、「iPad」。
これには参りましたね。
IT機器をはじめて、苦手な人にも楽しめるようにしたスティーブ・ジョブス。
予約までして買うとは、自分でも思いませんでした。
どうも、ITは得意な人のための特別感があっていやだった。
それを変えてしまうのですから、彼は凄い。
ほんとうは、ソニーがやらなければ行けなかったのに。
日本のメーカーは、技術の先進性しか見ていない。
それは裏方でいいのにねえ。
この考えが改まらないと、いつまでも負けは続くかも。
第9位は、「裁判員裁判で死刑判決」。
この制度、なぜ導入したのか理解できません。
アメリカでも、すでに破綻しかけているのに。
国民の義務ばかり強調しているけど
こんな心に傷を残すようなことを押しつけていいの?
これは、プロがやること。
もし、プロの決定にまずさがあったら、
世論で戦えばいい。
この国の政治家はおかしいね、ますます。
第10位は、「生きた木を生かす評議会(仮称)」。
こういう評議会に参加しました。
日本は70%が森という、森の国。
農業よりもそうなんです。
しかし、林業は破綻状態。
水源は、中国人が買いあさっている。
なぜ、こんな大事な土地を簡単に買えるようにしたのか。
これも、政治の劣化の証。
森や木を守る、民間の団体がふえています。
やっぱり、この国は、一般人が守る。
政治家は誰でも関係ない。
そういう国なのかもしれませんね。
という1年でした。
この年でも、仕事をいただけるし、
いろんな人と出会える。
幸せです。
60歳を過ぎても、こうして楽しいのは
ほんとうに、みなさんのおかげ。お天道様のおかげ。
ことしも、みなさんに生かされてきたなあ、という実感。
ありがとうございました。
この場を借りて、感謝いたします。
では、おからだに気をつけて
良いお年をお迎えください。

