やられましたね、
高橋くんのあの目つきに。
おじさんでさえ、あの目で見られたら
クラっときてしまいますから、
ジャッジも、さぞいかれたでしょう。
日本男児は、すごい演技力の持ち主。
いやー、参りましたね。
このときばかりは、ジャッジをしたいなあ、という気分でした。
なにしろ、目の前で誘われるんですから。
いままでは、日本男子のフィギャアといっても
何にも感じませんでした、正直。
まじめに、点数を上げるために滑ってるというくらいの
印象しかありませんでした。
それでは、メダルには届かない。
オリンピックではじめてのフィギャア男子メダルというもの
わかるような気がします。
4回転に挑戦してだめでも
その直後に笑顔。
それで、あのステップを武器にしての踊り。
氷をふみならしていくような滑りは
スポーツというより、
間違いなく祭り。祀るかな?
今まで見た高橋くんの滑りとも違っていたようでした。
演技が終わった瞬間、
あ、日本人も変化したな、
それが感じたことです。
ここから、日本人のコミュニケーションが
新しくなっていくような予感がしました。
相手の心の中にズーンと入って行くコミュニケーション。
これから面白くなりそうですよ、日本人。
そんなことを感じた、高橋くんの滑りでした。

