建築家、伊東豊雄さんの代表作のひとつ、
仙台メディアテークを見学。
子どもから年配者までが
穏やかな表情をしているのが印象的でした。

三十数年ぶりの仙台でした。
ご存じのように、
仙台は杜の都、学びの都として有名です。
街の大通りに、緑のトンネルのような場所もあり、
自然な都会を感じさせる、珍しいところ。
その一角に、8年前にできた「メディアテーク」があります。
伊東豊雄さんの作品ですが
最近では、東京の座高円寺という劇場で
ますます伊東ワールドを進めています。
もともと建築は、自然の流れを遮断してつくられていますから、
自然とは、ある意味、対立関係にある。
コンセプトが抽象的であればある程、
自然から離れ、人や自然の流れを遮断する。
ところが、このメディアテークは、
一見、ガラスばりで、チューブや何やらが見えて
いかにも現代建築風。


しかし、一歩中へ入ると
現代建築にありがちな高圧感がまったくありません。
なぜだろうとみてみると
ほとんどのものが、円などの流線型でできている。
テーブル、イス、階段、エレベーターなど。
だから、人の流れが遮断されず、自由。
建物全体が、流動性を感じさせているのかもしれません。
これなら、
建築物が人との交流を強いることがない。


丸カウンターで、10人くらいの人が
DVDを楽しそうに見ている光景は、
それ自体がなごみ。
本を読んでいる人、
なんだか眠くなってうたたねしている老人。
みんなの表情が、ゆるやかです。
7階建てになっていて
7階は自由に使えるスタジオ
6,5階はギャラリー
3,2階が図書館
1階にカフェなど。


ほんとうに
学びの都にふさわしい場所です。
こういう図書館、
東京にもほしい!
そう思った次第です。

