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コミュニケーションの耳袋

現代のコミュニケーションに関する話を、しかも門外不出の話を、誰よりも早くお伝えします。
大きな耳に溜め込んだ耳寄りな話、広告、心理学、マーケティング、クリエイティブなどなどを。21世紀の耳袋、として発刊します。

※現在準備中です。お楽しみに!

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2009年07月03日(金)

不良という言葉は永遠不滅?

「ヤンキー進化論」という本は、
これからの生き方を
示唆しているような気がしました。

サブタイトルは、
「不良文化はなぜ強い」です。
著者は、関西学院大学社会学部教授の
難波功士さん。
新書版ですが、
いわゆる不良の文化の変遷を事細かに
綴っています。

誰しも、とくに男子は思い当たる節があるはずです。
だいたい中学に始まり、高校で本格化する。
不良っぽいことが、カッコイイという価値観。
学生服は詰襟をはずし、
ボタンを2つ、または3つはずす。
帽子は、卵などを混ぜ合わせて、テカテカにする。
で、ちょういと斜に構える。
こんな簡単な、たわいもないことで
なんだか不良っぽくなった気がしたものです。

それというのも、
不良というレッテルを張られた奴は、妙にモテル。
で、カッコイイ。
先生に対しても臆するところがないように見える。

当時流行った、日活青春映画でも
そういう俳優がまぶしかった。
赤木圭一郎、浜田光夫。
いや、なつかし。

物静かだけど、権力には屈さない、
あくまで自由。
不良には、世の中を別な視点で見ている特別感があった。
とても近寄りがたいけれど、
なんだか懐かしい空気。
なりたかったなあ、なれなかったけれど。

それで、本を読むと
不良の変遷が記してあります。
ヤンキー、暴走族、ツッパリ、親衛隊、チーマー。
でも、原点はロックに象徴される、アンチ社会。

といいながら、著者は、ヤンキーの3つの特性を
挙げています。
*地元志向
*早婚
*ジェンダーの役割の遵守
そして、何よりも「生き抜く力」をもつことを見抜いています。

世の中が、一つの方向にのみ固定化したとき、
この不良的視点が、それをブレークする力になる。
かなり納得しました。
格差云々より、不良的価値を考えるときが
来たのかもしれません。

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