ダイアログ・イン・ザ・ダーク。
視覚を奪われたとき、
私たちは何に頼るか?
経験してきました。

世界では、すでに600万人以上の人が体験した、
まったくの光のない空間での体験イベント。
ひと言でいえば、
健常者と視覚障害者の立場が逆転するという体験。
想像できますか。
目を頼りにしている健常者が、目という感覚を一切奪われるのです。
月明かりさえない、真の闇の中に放りこまれたとしたら。
これを発案したのは、ドイツ人のアンドレアス・ハイネッケ氏。
ジャーナリストであり、ドキュメンタリー作家でもある人。
彼は、視覚障害者の部下との体験から
大きなことをつかんだそうです。
“目が見えないということは、病気でもないし、
人より感性が乏しいということでもない。
健常者とは比べられない、比べてはいけない世界がある。
つまり、見えない青年だけに見えていることがある。”
このことから、彼は
「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を考案。
いま、世界に広めている最中です。
日本でも何回か開催しましたが、
現在は、東京青山で。
とにかく驚きの体験です。
1グループ8人の参加者が
視覚障害者にリードされながら、
真の暗闇を進むのです。
杖を持って、グループの人の名を呼びながら。
草むらあり、
丸田橋あり、
家へ上がりこむのあり。
ほんとうに、普通の田舎の中を
散歩しているのです。
しかし、視覚を奪われて。
靴を脱いで、家へ上がったのですが、
なんと、家を出るとき、
自分の靴の場所へすぐに戻れたのです。
ひもも結べました。
お、お、お。ですよ。
最初は、不安で前の人の背中に触れたり
声をかけていないと進めませんでしたが
そのうち、暗いけど
人の手の上げ下げが見える(感じる)ようになったのは
びっくりでした。
終えてから思ったのは、
何と視覚に頼った生き方をしていることか、
それから、何でも自分でできると勘違いしていること。
視覚障害者に対する誤解。
そして、五感のほんとうの価値を知らなかったこと。
人間の能力は改めてすごいと思いました。
ぜひ、体験してみてください。
とくに、固定観念の強い人は。


昨日のウエディングビジネストップセミナーで
情緒価値を作るブランディングのお話を聞かせて頂きました。
関橋さんの、人間大好きなパーソナリティに、大いに共感しました。
また、ダイアローグインザダークのご紹介もなさり、素晴らし
いと思います。私も数年前に体験し、コミュニケーションのあり方、人類の行く末を考えました。
将来YMCAの集まりで、お話などいただけると嬉しいなと思いました。
投稿者: 小川圭一 | 2009年10月22日 10:40