「世の中がわめいている」
今年ほど、そう感じることはありませんでした。
まるで、神様が怒っている。
人間どもよ、リセットせよ、と。
営々と築き上げた経済社会、
金が金を生む、マーケット市場主義の社会。
何十年もかけたものが、
たったの4か月で崩れ去る。
やっぱり、変でした、おかしなことでした。
こうなってしまうと、
ああ、とうとう来たのか、転換期。
そう思わざるを得ません。
冷静に考えれば、
この数十年は、人間の歴史から見れば、
生物の歴史から見れば、
「一瞬の出来事」
だとすれば、
変えるのも、一瞬でいいはずです。
ちょっと人間はいい気になっていたのでしょうか。
自分でもそうです。
ちょっとうまくいくと、自画自賛。
周りが見えなくなります。これが怖い。
最近、自戒の日々です。
もちろん、大変な世の中。
しかし、うつむいていても何も変わらない。
いいきっかけだと思ってやるしかない。
では、どうするか?
そのカギは、「考えること」
当たり前ですが、いまの人間は考えなくなっていませんか?
なんでもあるし、何でもすぐに検索できる。
探したり、選んだりすればいいだけ。
もともと人間の最大の能力は、
不可能を可能に変える、考える力でした。
真っ暗な洞窟の絵を描き、
146メートルもあるピラミッドをつくり、
月にまで足を踏み入れた。
「考える」つまり、「クリエイティブ」。
これからは、すべての人が「クリエイティブ」を
取り戻すことだと思っています。
それこそが、人間に与えられた「野生の力」。
来年は、それいけ好奇心でいきます。
「奇」は、「大」と「可」でできています。
つまり、大きな可能性を持っているということ。
変なことこそ、人がやっていないことにこそ
可能性がある。
それを可能にするのは、「クリエイティブ」
ことし1年、おつきあいしていただき感謝です。
みなさま、よいお年をお迎えください。

