中沢新一さんが主宰する「芸術人類学研究所」の
縄文と岡本太郎、というシンポジウムを聞く機会がありました。
岡本太郎のあの爆発は、
なんと縄文文化に後押しされていた、というのです。
すごかった!
言わずと知れた岡本太郎。
「芸術は爆発だ」
もちろん、岡本太郎の中にその原点が潜んでいたのでしょうが、
それを社会に提言するきっかけになったのが、
縄文土器との出会いだったそうです。
現在、岡本太郎記念館館長である平野暁臣さんの言です。
そのころ、岡本太郎は悩んでいたとのこと。
ある日、上野の美術館で縄文土器を見たとき、
おー!戦友がいた!と絶叫したそうです。
つまり、縄文文化が岡本太郎を後押しした。
そこにあるのは、弥生文化のシンメトリー、静謐、予定調和ではなく
非対称、奔放なものだったのです。
これを見て、自分の考えは間違いなかったと確信して
以降の岡本太郎の活動につながった。
有名な太陽の塔もそこから発想されているのです。
これを聞いて、私もうれしかった。
日本人は、きちんとしているだけでなく、
奔放な創造性が、もともとあった。
中沢さんは、これを教えてくれたのです。
中沢さんの芸術人類学の根本の考え方は、
「人間の中に眠っている、自然な状態の中の想像力
つまり、野生の思考をよみがえらせること」
芸術こそが、抑圧、管理から抜け出す流動的な力。
いいですねえ、
これから私ももっと考えたいと思います。野生の力。

