とうとうその日が来てしまいました。
50年間、ともに胸をときめかせてきた
王貞治監督の引退。
五感のうちのひとつが外されたような感覚です。

何と表していいか、わかりません。
悲しい、がっくり、さびしい、戸惑い。
小学校のときに、巨人入団。
全然打てなかったけれど、監督が使い続けて
27打席目の初ヒットが、ホームラン。
いまでもはっきり覚えています。
また、少年サンデー、少年マガジンが創刊されたときには
王、長嶋がともに表紙を飾りました。
大事にそれを机の前に貼っていたものでした。
当時は、巨人ファンの中は、長嶋オンリー。
王さんは、三振王と巨人ファンからも呼ばれていて
その時は、長嶋さんを嫌いになりました。
思い出せば、いくらでもあります。
私の上司が、王さんを使ったCMをとるとき
お願いして、宮崎キャンプに連れて行ってもらいました。
ペプシのミリンダというソフトドリンクです。
覚えている人、いるかなあ?
当時は、V9戦士が勢ぞろい。宮崎青島ホテルのロビーには
長嶋、堀内、土井、柴田、ごろごろいましたが
王さんが現れた時は、男なのにドキドキドキドキ。
自分が話すわけでもないのに。
撮影スタジオでは、ライティングするときも
スタンドインを使わず、
王さん本人が、嫌がりもせず、にこにこ立っていました。
そして「オーミリンダ!」というセリフ。
決して上手ではありませんでしたが、
その時の私は、ぼーっとしていたでしょう。
今回の、
引退の反応で、ほとんどの野球選手が
王さんの偉大な、すばらしい人柄を語っていました。
あのイチローも、王さんと一緒いた空間は宝物、
と言っていました。
書き出したらきりがありません。
これから、どうしよう。それが、今の気持ちです。
でもでも、いつまでも、王貞治は私のアイドルであり続けるでしょう。
心の中が空っぽになることはありません。
いつも、あの笑顔と、一本足の姿。
いいなあ、王貞治。

