先日の電車の中でのこと。
やたらべたべたしている若いカップルがいました。
苦々しく思っていたところ、
5メートル先にいるおばあさんのところへ
跳んで行き、席を譲りました。
ああ、なんという固定観念、思い込み!
ほんとうに見るに絶えませんでした。
電車の中でいちゃいちゃするな、と思ったのもつかの間
その早かったこと。もちろん、おばあちゃんは喜んでました。
大反省。
日ごろから、固定観念は敵だ、思い込みをするな、といってきた
当人だけに恥ずかしかった。
見直したというより、ごめんなさいの気持ちのほうが強かった。
この思い込み。
誰にでもあります。大人になると自然に身につけるのでしょうか。
ある意味、それが社会を作っているといってもいいかもしれません。
しかし、この思い込みこそが、ココロを広げることを阻んでいる。
ハーバード大学のクリス・アージリス教授の理論に
「思い込みの梯子」というのがあります。これは、
私たちが日ごろ受け取っている認識は、必ずしも真実とはいえない、
というもの。多くの場合、なにか出来事が起こったとき、私たちは
自分の価値観、経験に基づいて思い込んでいる。
思い当たる節があります。
妻が風邪で早く帰ってきた。熱っぽいから早く寝るといって寝室へ。
しかし、夫はテレビを見ていて大笑い。部屋に様子を見にもきてくれない。
妻は思う。「どうせ、私のことなんか気にしてないんでしょう。そういう人だったのよ。結婚は間違いだったかしら?」
夫は思う。「病気のときは、一人にさせておいたほうがいい。誰かがいると気を使うし。オレもそうだし、放っておこう。」
こうして、それから1週間は口も聞かない状態が続く。
これ、よくあるでしょう。
ある情報から、都合のいいものを選んで勝手に決め付ける。
その判断によって自分の行動を決める。
こうやって一段ずつ階段を登っていくので、勘違い、悲劇を避けられなくなる。
ああ、恐ろしや。
はじめにひと言、相手と話せば思い込みによる誤解は生じなくなるのに。
そうです、まだまだ、私も修行が足りん!
生きることはひょっとしたら、思い込みとの戦いかも。
少しずつ、改善するしかないな。そう思った次第です。

