詩のボクシング、知ってますか?
二人が自作の詩で戦うもの。
レフェリーもいるし、ちゃんと審査員もいる。
一般の人が、全国の地区大会を勝ち抜いて、決勝にやってくる。
去年の決勝の決勝戦に進んだひとりが、
マハット・ラリット・マヤさん。
ネパールからやってきて、いまは日本人の奥様。
日本語は上手だし、その上、詩の朗読。
その内容に、日本人として、
痛く考えさせられました。
「日本語を話さない日本人」
自分を振り返ってみました。
駅で切符を自販機で買う、自動改札で通る。
電車内も無言、たまに人とぶつかってもあえて何もいわない。
ラーメン屋に入っても、自販機でチケットを買って渡すだけ。
無言で食べて、無言で店を出る。
本屋で本を探す時も、コンピューターで。
本を見つけたら、無言でお金を払っておしまい。
会社でもPCに向かって、言葉は不要。
たまに、わかりました、はい、いいえ。
恐ろしいことに、
ほとんど言葉を発しない。
マヤさんは、このことに気づいた。
それを詩にしてボクシング。
日本人はやられた。
マヤさんは、覚えるために、仲良くなるために
もっともっと日本語を話したかった。
でも、話してくれない。
この話さない現象が、日本人をコミュニケーション下手にしている。
どう話せばいいかわからない、
どう思われるか恐くて話せない。
人は人と話すことで、いろんなことを学ぶ。
人の感情を知る、人と友達になる。
話すことからしか、始まらない。
ことしは、もっと人と話そう。
マヤサンから、そう教わった。

