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コミュニケーションの耳袋

現代のコミュニケーションに関する話を、しかも門外不出の話を、誰よりも早くお伝えします。
大きな耳に溜め込んだ耳寄りな話、広告、心理学、マーケティング、クリエイティブなどなどを。21世紀の耳袋、として発刊します。

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2007年01月05日(金)

詩のボクシング

詩のボクシング、知ってますか?
二人が自作の詩で戦うもの。
レフェリーもいるし、ちゃんと審査員もいる。
一般の人が、全国の地区大会を勝ち抜いて、決勝にやってくる。
去年の決勝の決勝戦に進んだひとりが、
マハット・ラリット・マヤさん。

ネパールからやってきて、いまは日本人の奥様。
日本語は上手だし、その上、詩の朗読。
その内容に、日本人として、
痛く考えさせられました。
「日本語を話さない日本人」
自分を振り返ってみました。
駅で切符を自販機で買う、自動改札で通る。
電車内も無言、たまに人とぶつかってもあえて何もいわない。
ラーメン屋に入っても、自販機でチケットを買って渡すだけ。
無言で食べて、無言で店を出る。
本屋で本を探す時も、コンピューターで。
本を見つけたら、無言でお金を払っておしまい。
会社でもPCに向かって、言葉は不要。
たまに、わかりました、はい、いいえ。
恐ろしいことに、
ほとんど言葉を発しない。
マヤさんは、このことに気づいた。
それを詩にしてボクシング。
日本人はやられた。
マヤさんは、覚えるために、仲良くなるために
もっともっと日本語を話したかった。
でも、話してくれない。
この話さない現象が、日本人をコミュニケーション下手にしている。
どう話せばいいかわからない、
どう思われるか恐くて話せない。
人は人と話すことで、いろんなことを学ぶ。
人の感情を知る、人と友達になる。
話すことからしか、始まらない。
ことしは、もっと人と話そう。
マヤサンから、そう教わった。

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